プラスチック樹脂再生事業
日本で排出される廃プラスチックを再生材の原材料として調達し、
マレーシアの自社工場でリサイクルペレットおよびフレークを生産して、グローバル市場に販売しています。
廃棄物処理されている廃プラスチックを価値ある資源にコーディネートします。
当社は転売目的のみの廃棄物買い取り業者ではございません。
今日、輸出規制が厳しくなってきている廃プラスチックを適格に輸出するため、バーゼル条約に基づく混合廃プラスチックの輸出承認証(マレーシア向け)を取得しております。
当社であればご安心して輸出および再資源化が可能になります。
また、国内のリサイクラー様への販売ルートも持ち合わせおり、グローバル循環+国内循環のハイブリッドで排出元様へご提案をさせていただくことが可能です。
排出地と消費地を低コストで高品質な再生プラスチックで繋ぎます。
従来型の廃棄物リサイクルでは国内処理が中心です。
廃プラスチックはサーマルリサイクル(熱回収)やRPF(固形燃料化)といった形で大半は燃され、CO2を多量に排出しているのが現状です。
廃プラスチックのマテリアルリサイクル(再資源化)の比率を引き上げるべく、当社はマレーシアにある100%子会社を中心に対応しています。
原材料(廃プラスチック等)仕入れ、リサイクルペレット・フレークの製造および販売を当社グループで一貫して行っており、トレーサビリティの確保と低コスト化に努めております。
LCAとGHG排出量の削減について
当社グループのリサイクルABSについては、環境系専門会社に委託してLCAレポート(Life Cycle Assessment Report)を作成しています。
その結果、弊社ブランドのリサイクルABSは、大手メーカー製のエコ・グレードの新材ABSと比較して、GHG排出量は85%以上削減される、との計算値を得ています。
また、大手メーカーブランドの混合材(自社製新材55%+弊社製リサイクル材45%)の場合においても、GHG排出量は42%削減されるとの試算が出ています。
以上のように、弊社グループではお客様ご要望のリサイクル材の仕様に応じて、LCAを個別にご提供することができます。
仕入れから加工、販売までグループ内でサプライチェーンを構築。
グローバルなサプライチェーンのプロセスや管理の適格性を確保するため、当社はISCC PLUS認証(International Sustainability and Carbon
Certification:国際持続可能性カーボン認証)を取得しております。
これにより、原材料排出元から販売先までのプロセスが第三者機関のリサイクルに関する品質管理基準を満たしていることを保証されております。
当社は複雑なサプライチェーンをベースに成り立っているリサイクル事業において、国内外のカーボンニュートラル化を目指し、ISCCPLUS要求事項に準拠して生産・販売を行っております。